外壁塗装費用を経費計上する方法と注意点について
外壁塗装費用を経費計上する方法その1
外壁塗装費用を経費として計上する1つ目の方法としてあるのは、 外壁塗装の費用を修繕費として計上してしまうという方法になります。
実は資産として保有しているビジネスのための店舗であったり、建物などはその管理や劣化などの回復を目的とした外壁塗装であればそれを修繕費として計上することができるようになっているのです。
ちなみにこの計上の方法であれば、外壁塗装工事の際に必要となった費用を年度内に全て一括で計上できるので節税効果も期待できるというメリットがあります。
外壁塗装費用を経費計上する方法その2
外壁塗装費用を経費として計上する2つ目の方法は、外壁塗装の工事費用を資本的支出として計上するという方法になります。
資本的支出というのは原状回復などを目的とした修繕費とは違って、現在ある建物などの不動産としての価値をさらに高くするために行われる工事などへの費用が対象となります。
具体的には損傷がない状態で、非常用階段を取り付けたり、外壁の素材を耐久性を高めることを目的として変えたりするケースなどがこの資本的支出の対象としてみなされるものになります。
そして外壁塗装工事もその工事の条件や目的によっては、修繕費ではなくこちらの資本的支出として計上することができるのです。
ちなみにこちらの方法では、 工事費用は減価償却の対象としてみなされるため、一括で費用を計上するのではなく何年かに渡って徐々に計上していくことになります。
外壁塗装費用を経費計上する際の注意点
外壁塗装費用を経費計上する方法というのは上記のように大きく分けて2つの方法がありますが、その際には注意をしなければならないこともあります。
例えば、外壁塗装工事を修繕費として計上したいと考えたとしても、工事の内容によってはそれが認められないケースもあるということです。
勝手に修繕費として計上できると考え、それを前提としてビジネスなどを進めていると認められなかった時に大きな影響が出ることもあります。
ですので、そういったことが起きないようにするためにも、外壁塗装費用を経費計上したいと考えているのであれば、専門家などに事前にどのような形で計上できるのか相談しておくようにすると良いでしょう。