外壁塗装会社と起こるトラブルの例
悪徳業者の多い外壁塗装の世界
紫外線や風雨といった外的刺激に晒され続けている建物の外壁。
この外壁を補修して建物の耐久力を維持する外壁塗装は、現在では非常に多くの業者が入り乱れている群雄割拠の状態です。
外壁塗装のニーズが高まる事でそれを施工する業者の数も増えたのですが、その中には未熟な施工レベルしか持たない癖に高額な施工料を吹っ掛けて来る悪徳業者もいるのです
外壁塗装の業界は悪徳業者が多い事で有名です。
独立行政法人国民生活センターに寄せられる外壁塗装に関する被害相談の数は年々増加して行き、1日10数件の被害相談が舞い込んでいます。
手抜きの外壁塗装を知るのは数年後
外壁塗装に関するトラブルで最も多いのは、その施工された塗装のクオリティーが低いという「手抜き工事」に関する物です。
「手抜き工事」とは言っても、外壁塗装という工事は施工された直後にその事実を知る事は出来ない工事です。
そのため、「手抜き工事」だった事を知るのが施工から数年後の場合が多く、料金の返金請求が出来なくなっているというパターンが多いのです。
しかし、「手抜き工事」の中には施工して1年も経たない内に壁にヒビが入ったり、カビが生えたりといった事があります。
そういった場合は一刻も早く、然るべき場所に訴えて返金請求の手続きを行うようにすると良いです。
料金のぼったくり
外壁塗装に関するトラブルで「手抜き工事」に次いで多いのが、「料金の不正請求」です。
不正請求とは、つまりは“ぼったくり”の事です。
外壁塗装の工事には定価が無い事を良い事に、実際に掛った費用よりも数割増の料金の請求をお客に対して行う悪徳業者は後を絶たないです。
外壁塗装は完全に職人の世界なので、専門的な工事の話や塗装の話をされてしまったら、素人はまるで分からないまま「そうなのかな?」と納得してしまいがちです。
“ぼったくり”の被害に合わないためには、1社だけでなく複数の業者に見積もりを依頼して、それぞれの料金を見比べてみる事が絶対に必要なのです。